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スタートアップ企業において最低限必要なホームページの構成とは

執筆者の写真: 楢崎 雅也楢崎 雅也
スタートアップ時のホームページに必要なもの

今この記事を読んでいただいている方は、これから起業する。もしくは起業したてでホームページをお考えの方かと思います。


当社が起業したのが2015年だったのですが、WEBサイト制作会社でありながら自社のホームページも無い、掲載できる実績もない(これまでの制作実績自体は400サイト以上ありましたが、前職の会社との約束で一切の掲載はNG)という状態。 しかも、新築で戸建て住宅をもった直後という事もあり貯金もありませんでした。


だからこそ分かるスタートアップ時のつらさ。


来週から制作を着手させていただく企業様がまさにゼロからのタイミングで当社へWEBサイト制作をご依頼いただきましたので、スタートアップ企業において最低限必要なホームページの構成とは何なのか?


また気を付けていただきたい事をまとめておきます。


 
 

1:ホームページの目的を明確にする


最初にホームページの予算で数百万を用意できれば問い合わせがくるようになると思いますか?


もし、そうだとしたら全てのスタートアップ企業が即軌道に乗り発展していきます。


もうお分かりかと思いますが、お金をかければ問い合わせがあるというものではありません。


では、スタートアップ時にどんなホームページが必要なのか?ですが、目的をハッキリさせることが重要です。


会社案内(会社概要とサービス内容)としてのホームページ

スタートアップ時は、ご祝儀的な仕事のご依頼もいただけます。

その時には会社名で検索した時にしっかりと表示されることが第一で、そこにどんなサービスを提供しているのかが紹介されていることが大切です。

どんな会社でどんなサービスがいくら位で提供されているのかが分かる。

まずは、しっかりとご自身のビジネスを紹介しましょう。




2:少しでも予算を抑えたホームページにする


全ての会社が独立時に有り余るような資本金があるわけではありません。 事務所、店舗の開設、事務所設備を整えたり、事業に使う様々な設備など沢山のお金が必要になるのがスタートアップ時です。

そのタイミングでホームページに数百万を使うことをお考えの場合、当社としてはもしかしたらストップをかけるかも知れません。

本来お客様が用意したご予算に対してこちらがあーだこーだいう話ではないのかも知れませんが、私がそうだったのですが、


独立当初は手元にお金を残しておいた方がいい!!


これは間違いないからです。


実際、私が独立したときは3カ月間売り上げがほぼゼロという状況で、精神的に参ってしまい帯状疱疹が出るということになりました。


精神的なダメージはリアルに身体に影響する事を知っただけに、スタートアップ時は最低限の機能をもったホームページをおススメしています。




3:ホームページをお断りしGoogleビジネスのみを設置した例


実際2年ほど前に、海鮮丼専門店を開業されるということで、ホームページのご相談がありました。

15年前に大宮で自分が通っていた居酒屋の店長さんが、待ちに待ったご自身のお店の開業です。


店舗の看板から、メニュー作りから、可能な限りコストを抑えご自身で作られていました。

そこで当社にホームページのご相談でした。


正直、原材料費がかかるものではないので、自分の時間だけ使えば無料でも作ることができます。


しかし、無料で作ることがいい事ではなく、無料、もしくは本来設定している価格よりも安くサービスを提供すると、こちらが削られることになり、結果的にお互いにとって良くないということを経験していました。


大切なのはまずは事業をしっかりと軌道に乗せることです。


そこで当社が提案したのは


Googleビジネスプロフィールを開店時に用意し、お店の外観・内観、メニューが分かるようにし、ご利用いただいたお客様が口コミをしてくれる準備をしましょう!!


でした。


その結果、いまどうなったか・・・


口コミ件数164件 口コミ評価4.3の大人気店となっています。


ランチのみの営業ですが、お店の外に並んでいない状態を見たことがありません。


吉見町の海鮮丼専門店たろうまる

吉見の海鮮丼専門店 たろうまる


店長からはいまだに「開店準備のときホームページを作る提案じゃなくて無料で出来るGoogleビジネスから始めましょう!って言われたのは本当に驚いたよ!」と言われますし感謝されています。


空き店舗を見つけたときの状態から見せてもらっていて、どんな風にゼロからお店ができるのかをずっと見てきたので、本当だったらガッツリ予算を組んでもらってカッコいいホームページを作りたい!という気持ちはありました。


でも、お客様の本当の目的はかっこいいホームページをもつことではなく、お店を軌道に乗せることです。


きっと、そろそろホームページそうでしょう?と声をかければいつでもご依頼いただけると思っていますが、あえて開店10年目とかにガッツリかっこいいホームページを作らせていただきたいな~。と考えております。




4:絶対にやってはいけないホームページのリース契約


ホームページを作る初期費用がゼロだからと言って時々見かける契約が「リース契約」ですが、これは絶対にやってはいけません。


初期費用が0円でも月額3万円の契約が5年だったら単純計算で180万円。


問題なのは、制作費用の分割としてリース契約を行うと、サイトの運用や修正に費用が発生します。(リース契約を行った制作会社はリース会社から一括で支払いが行われますので、5年分のサポートを分割でいただくわけではありません)


結果的に、ホームページの費用まで払うとなると、総額で400万500万にもなりかねません。


リース契約を提案された時点でお客様想いの会社ではないと判断していただいていいと思っています。




スタートアップ時にホームページをもとうと思ったらご相談ください。


弊社はWixに特化したホームページ制作で10年目の会社になります。 開業時には自社ホームページもなければ掲載できる1社の実績もなく、スタートアップがどれだけ大変かも経験しました。


だからこそ、事業に対して本気で取り組む事業主、経営者の方へは最大限の協力をしたい。と思っております。

来週からスタートする制作も完全スタートアップ企業ですが、軌道に乗せるためにも最低限の構成でホームページが必要だと思い、提案させていただきました。


本当だったらWixのCMSも使いたいし、イラストレーターさん、プロカメラマンなども使って最初からカッコいいものを作りたい!


でもそれはあくまでも制作会社側の思いな部分もあり、本当に大切な事はあくまでも「お客様のビジネスを軌道に乗せること」です。


完成しましたらまたブログでご紹介しますね!



 

この記事を書いた株式会社ありのまデザイン 代表楢崎について。


株式会社ありのまデザイン代表の楢﨑

2015年、Wixに特化したWEBサイト制作会社 ありのまデザインを創業。

(現在は法人化し株式会社ありのまデザイン)

Wix制作パートナーとして最高ランクのレジェンドパートナー。

Wixでの制作実績は160サイト(2024年9月時点)

Wix制作仲間からも「これってWixで作ってるんですか?」と質問されるようなWixサイトを作っています。

誰もが知る大手企業様から個人の方まで幅広く対応しております。

 
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